海外FX業者では、MT4でEAを稼働させることで自動売買ができます。
仮想専用サーバーのVPS(Virtual Private Server)を使えば、自分のパソコンを使わずに24時間取引ができて便利です。
ですが常に処理を行うため、メモリ不足で売買が止まるリスクもあります。そのため2つのメモリ不足対策を行っています。
メモリ不足対策
- VPSの再起動+キャッシュをクリア(メモリ解放ソフト)
- 不要なアプリの削除(表示チャートを最小限にする)
それぞれのやり方を解説します。
VPSの再起動とメモリ解放ソフト
自動売買ではMT4とEA(Expert Advisor)を常に稼働させるため、パソコンのメモリを消費します。メモリ不足になるとVPSがフリーズして、自動売買も止まるリスクがあります。
目安としてメモリ使用量が90%を超えないように意識しています。そのためにVPSを再起動してキャッシュをクリアし、さらにメモリを解放しています。
タイミングは週に一度、週末に行なっています。市場が休みなので、何かトラブルがあっても取引に影響がないからです。
VPSの再起動は、ログインしてワンクリックで完了します。メモリの解放には「Reduce Memory」というソフトを使っています。無料で使い方がカンタンだからです。
ソフトを起動して「Optimize」をクリックするだけです。1回の処理で、メモリ使用率は平均50%くらいまで下がります。
常駐させるとメモリを食うので、使ったら「Exit」で終了させています。
メモリ不足にならないための節約法
解放ソフトに加えて、メモリ不足にならないように2つの対応をしています。
メモリ不足の対処法
- EAが稼働中のチャートのみ表示
- 不要なアプリを削除
MT4で開くチャートが増えると、パフォーマンス低下の原因になります。そのためEAを走らせているチャートのみ、表示させています。
またFX自動売買のみでVPSを使うなら、不要なアプリの削除もおすすめです。
タスクマネージャーで、CPUまたはメモリ使用率が高いプログラム順に並び替えられます。使用率が高いものから削除すると効果的です。
まとめ
再起動とメモリ解放はすぐ終わりますが、毎週末行うのは面倒だなと最初は思いました。ですが自動売買で稼ぐためと思えば、苦ではなくなりました。
(参考)海外FXの自動売買とEAの選び方
週末にしっかりメンテナンスしておけば、平日は安心して運用を任せられます。また定期的にチェックする習慣が付けば、不具合やトラブルにいち早く気づけます。
それでもメンテナンスに手間を感じるなら、VPSのプランを上げてお金で時間と手間を買う戦略も有効だと思います。
(詳細)海外FX業者のVPS特集