EA(FX自動売買ソフト)は、稼動前に推奨ロット数を確認できます。
推奨ロット数の公開場所
- 海外FX業者の会員ページ
口座開設してログインすると見れます。 - マニュアル(取扱説明書)
指定ページからダウンロードできます。
推奨ロット数はバックテストや相場変動幅が考慮されているので、素直に取り入れるようにしています。
短期で集中して稼ぎたいときは取引量を増やし、長期で利益を安定化させるなら減らして調整しています。
ただし情勢が不安定で相場が変動しやすいときは、思わぬ含み損を抱えたり損切りを受けることがあります。そのため推奨ロットは定期的に、最新値を販売者やFX業者に確認しています。
必要資金の相場と運用方法
FXの自動売買を始めるために必要な、目安資金は10万円です。
「5〜15万円の資金で0.01ロット」を推奨するEAをよく見かけるからです。海外FXでは1ロット=10万通貨が基本なので、0.01ロット=1,000通貨単位です。
この推奨値を基準に、資金に応じてロットを変えます。例えば10万円で0.01ロットが推奨のEAで、資金が10倍の100万円なら0.1ロットになります。
ロット数は大きいほど利益が増えやすく、小さいほど損失が減ります。そのため集中して稼ぐならロットを大きくして、損失リスクを抑えた長期運用なら小さくすると有効です。
このように希望する資産の増やし方に応じて、取引量を調整しましょう。
ロット数の変更方法(MT4)
EAのロット数は、MT4でカンタンに設定・変更できます。
EAを稼働中のチャート画面で右クリックをします。エキスパートアドバイザー→設定をタップします。
設定画面の「Lots」で値を変更して、OKをクリックして完了です。
推奨値は定期的な見直しがおすすめ
推奨値は過去のバックテストの結果や、最近の高値と安値(変動幅)などが考慮されています。そのため採用する価値があると判断しています。
ただしアフターコロナなど情勢が変化しやすい時期は、相場も大きく変動しやすいです。そのため今までの推奨値や売買ロジックが通用しなくなり、ロスカットや損切りにつながるリスクも出てきます。
最近では114万円の含み損を抱えました。結果的にロスカットせず持ち直しましたが、過去最高の含み損率でした。
ロスカットされなかったのは「EAの優秀さ」と、海外FX業者の「ロスカット実行水準の低さ」のおかげです。
今回の証拠金維持率は95%まで下がりましたが、稼動したFX業者のロスカット水準が20%だったので助かりました。
ロスカット水準の相場
- 海外のFX業者:20%〜50%
- 国内のFX業者:50%〜100%
もし100%設定の業者を使っていたら、ロスカットが実行されて114万円がそのまま損失になっていました!
ちなみにロスカットなしの業者もいるので、ギリギリまでポジションを持って勝負したい人はぜひ使ってみてください。こちらの記事にまとめました。
(参考)海外FXのロスカットとゼロカット
今回のようなヒヤッとするケースもあるので、推奨ロット数は定期的に最新値を販売者やFX会社に確認すると安心です。
手動決済(利益確定と損切り)は売買に影響あり
今回のように含み損が大きくなる前に、ポジションを自分で利益確定や損切りする選択肢もありました。ですが2つの理由で、手動決済はしませんでした。
手動決済しなかった理由
- 売買システムに反映されないから
- 自分よりEAの方が信用できるから
EAが損切りした場合は次の取引に加味され、損失を取り返す動きをしてくれる可能性があります。ですが稼働中のEAは手動決済がシステムに反映されないので、ただの損切りになってしまいます。
また過去の運用実績から、人間の私よりも現在のEAの方がトレードにおいて信用しています。そのためすベてEAに任せた方が、トータルで良い結果になると判断しました。
まとめ
自動売買のメリットは、取引を完全放置でお任せできることです。トレードから感情を排除して、チャートに張り付く時間と労力から解放してくれます。
(詳細)自動売買におすすめの海外FX業者
そのためつい感情的になりやすい私にとって、EAはありがたい存在です。ただし自動はメリットでもあり、「裁量が効かない」というデメリットにもなります。
決済と稼動(開始・停止)は、こちらで手動制御できます。ですが発注のタイミングと保有量は自動設定なので、今回のように思わぬ含み損を抱えるリスクもあります。
ですがロスカット水準が低い海外FX業者なら、ギリギリまでポジションを持てます。つまり損切りを回避して、最後まで勝負ができます!
名前の通りEAは「自動の売買」をします。裁量と感情を入れずに済むように、資金とロット数を調整しましょう。