海外FX業者の約定力ランキングと約定拒否（リクオート）

この記事では、約定率が高い海外FX業者をまとめました。一般的に、1秒以内に99％以上の注文が処理されています。

約定力は、FX会社の総合的な注文処理能力です。高いほど希望通りの取引ができます。

そして海外FX会社の主な利益は、取引手数料です。トレーダーが取引するほど、会社の売上が上がります。

そのため約定力の強化に本気で取り組み、約定拒否（リクオート）も基本なしです。

約定率と約定力について

約定 （やくじょう）とは、FXなどの金融取引で売買が成立することです。注文成立時の値段を「約定価格」、約定する確率を「約定率」といいます。

海外のFXでは、約定率を「オーダー執行率」と呼ぶこともあります。海外FX業者は基本的に約定を拒否しないので、約定率は100％が相場です。

また注文がFX会社のサーバーに届いて、約定処理が完了するまでの時間が「約定スピード」です。約定スピードは、平均値で示されることが多いです。

約定スピードが速ければ、それだけスリッページ（注文価格と約定価格の差）が起こる可能性も低くなります。つまり約定スピードが速くて約定率が高いFX会社は、総合的な注文スペック「約定力」が高いです。

一般的に約定力は、一定時間内の約定率で表されます。例えば1秒以内に全取引の99％が成立していれば、約定力は99％です。

参考：スリッページなしの海外FX業者

約定力ランキングと平均スピード

約定率が高い順に、海外FX業者を一覧にしました。値は公式ページで公開されている、またはカスタマーに確認した数字です。

（カスタマーのチャットサポート）

対象の平均スピードが異なり、値は日々変わります。またどの業者も1秒以内に95％以上は約定するので、大きな差は感じません。

業者の特徴は、こちらの会社一覧を参考ください。

参考：海外FXの会社一覧

約定拒否（リクオート）は基本なし

FX会社が注文を不成立にすることを「約定拒否」といいます。

「リクオート」や「オフクオート」とも呼ばれ、FX会社が約定可能な価格を再提出します（Re：再び、Quote：見積もるという意味です）。

約定拒否が起こる原因は、為替レートの急変動による注文と約定の価格差です。そして行う理由は、トレーダーと自社の損失（取引コスト）を減らすことです。

注文がキャンセルされるのは、良い気分ではないと思います。ですが高いコストを払って無理に約定するくらいなら、取引中止または再注文もひとつの手です。

再提示された価格で注文する義務はないので、レートに納得したら発注しましょう。

海外FX業者の主な利益は、取引手数料（スプレッド）です。トレーダーが取引するほど、会社の売上が上がります。

つまり約定を拒否する理由がありません。そして拒否しない代わりに、トレーダーの損失を最小限にする必要があります。

そのためにサーバースペックの強化や、円滑で透明性の高い取引に努めています。

まとめ

今回は分かりやすいように、約定率でランキングにしました。測定時間が業者で異なり、値は変動するので参考程度で問題ありません。

分かったことは、約定力が高い水準でまとまっていることです。トレーダーと利害関係が同じことによる、企業努力の結果に納得しました。

為替レートが大きく変動しそうな時は、事前のメール案内などで注意を促してくれます。サポートと心遣いが徹底している業者も多いので、安心してトレードできています。