スリッページが基本発生しない、または保証制度付きの海外FX業者です。
スリッページに有利な業者
- インスタント方式の業者
- イージーマーケット(独自機能)
- ミルトンマーケッツ(保証制度)
早速業者の詳細を見ていきます。
スリッページリスクが低い業者
海外FXでは、トレーダーの注文を市場にそのまま流す「マーケット方式」が主流です。
ですが中には、トレーダーの注文を即時決済してくれるFX業者もいます!この決済方法は「インスタント方式」と呼ばれ、即時決済なのでスリッページは基本発生しません。
(参考)インスタント方式の海外FX業者
easyMarkets(イージーマーケット)
easyMarkets(イージーマーケット)は、スリッページなしです。取引価格を画面上で一時停止できる「フリーズレート機能」があるからです。
スプレッドが狭い口座へ、特別条件でアップグレードできます!(当サイトの限定特典)
(詳細)イージーマーケットの登録特典
Milton Markets(ミルトンマーケッツ)
Milton Markets(ミルトンマーケッツ)は、スリッページ保証制度があります。条件を満たすと、スリッページ分を支払ってくれます。
保証の条件
- スリッページ幅が1pips以上
- 約定時間が500ms以上
- 約定時間がマーケットオープン・クローズ時前後60分以外
- 約定時間が指標発表・ニュース等の前後30分以外
すべての口座で、取引手数料無料です。
スリッページについて
スリッページは、注文と約定(売買成立)の価格差です。「スベる」「スリップする」とも言われます。
海外FX業者では平均して、1秒以内に99%以上の注文が処理されています。そのため通常の相場では、スリッページが起こる可能性は低いです。
スリッページが発生する理由は、売買成立のタイムラグです。注文はFX会社のサーバーで処理されます(約定価格はカバー先の金融機関から決定)。
そのため為替レートが大きく変動する時間帯や、想定外の相場で発生しやすいです。
価格差は、利益にも損失にもなります。例えばドル円を1ドル=100.01円で買い注文をして、100.00円で成立したら0.01円(1pips)のプラスです。逆に売り注文ならマイナスです。
1pipsは100円(1万通貨)です。取引が増えれば、コストがかさむリスクもあります。
ですが事前に、MT4で許容範囲を設定できます(個人的目安は0〜1pips)。そして成行以外の指値・逆指値・複合注文は、業者によってスリッページの対象外です。
スリッページが発生しやすい時と対策
スリッページの原因はタイムラグなので、価格変動が大きい時と注文処理が遅れる時に発生しやすいです。
スリッページが起こりやすい時
- 早朝
- 週明け(窓)
- 指標発表(雇用統計など)
- ロールオーバー(ポジションの翌日持ち越し)
- 流動性の低い通貨ペア(マイナー通貨など)
急な価格変動による注文増加は、サーバー処理が遅れることもあります。そのため、注文数を小分けにすることは有効です(10ロットを3,3,4ロットずつなど)。
逆に普段から取引量が安定している通貨ペアや、流動性が高い時間帯はスリッページが起こりにくいです。
またスリッページが起きない注文方法で、発注することもできます。成行以外の指値・逆指値・その他複合注文は、業者によってスリッページの対象外です。
ボラリティ(価格変動)によって、注文方法を使い分けるとコストカットにつながります。
MT4のスリッページ設定と許容範囲
MT4のオプション→取引→価格誤差のデフォルトで、スリッページの許容範囲を設定できます。
「直近を再使用」か「デフォルトを指定」で値を入力します。MT4の単位はポイントで、1ポイント=0.1pipsです。
ちなみに国内業者のDMMFXでは、注文時のデフォルトは「2pips」に設定されています。ドル円(1ドル=100円)を1万通貨取引するなら、2pips=200円です。
スプレッドが原則固定で狭い国内業者よりは、小さい値で問題ないと判断しています。スプレッドが狭い分、スリッページを手数料と捉えている可能性もあるからです。
実際に世界基準のMT4でデフォルトをプルダウンすると、0〜5ポイント(0〜0.5pips)と国内業者より狭い値になっています。
ただし許容範囲は狭すぎると、注文が成立しない(約定しない)ことがあります。そのため1pips(10ポイント)を最大目安にしています。
(参考)MT4が使える海外FX業者
まとめ
海外FX業者の主な利益は、取引手数料(スプレッド)です。トレーダーが取引するほど、会社の売上も伸びます。
つまり利害関係が同じなので、トレーダーの稼ぎに本気です。
スリッページもなるべく起きない(コストを増やさない)ように、設備環境を整えています。
取引や設定で気になることがあれば、カスタマーに相談してみてください。開示可能な情報は包み隠さず教えてくれて、サポートも丁寧です。