板情報が見れるFXの取引ツールは、MT5とcTraderです。MT4はFX会社の拡張インジケーターを挿入すれば、表示できます(Axioryなど)。
(MT5のスマホアプリ画面)
またクラウド型のチャート分析ツール「TradingView」も、出来高(取引量)を表示するインジケーターが使えます。
板情報が見れる取引ツール
- MT5:端末や銘柄によって表示されないこともあり
- cTrader:対応の海外FX業者はまだ少ない
- MT4:業者独自のインジケーターで表示も可能
- TradingView:有料プランでインジケーターあり
TradingViewの出来高は、チャートに直接表示されるタイプもあります。視覚的に分かりやすく、ラインを引く補助にもなるので気に入っています。
MT4は拡張インジケーターで表示可能
最新情報
アキシオリーの板情報表示インジケータは、2021年3月31日で提供が終了します。
MT4はデフォルトでは、板情報を表示できません。
ですが海外FX業者のAxiory(アキシオリー)は、独自の拡張インジケーターを挿入することでMT4で板情報を表示できます!
Windows版のみの対応となりますが、ワンクリック決済機能も使えて便利です(損切りと利食いも同時に設定)。
詳細はこちらの公式ページから、「プラットフォームとツール」→「板情報表示インジケータ」で確認できます。
(詳細)Axioryの公式ページ
MT5は端末や銘柄によって表示されない
MT4の進化版であるMT5は、板情報が見れるようになりました。
ただし端末や銘柄によって、板注文画面が表示されないこともあります(例えばパソコンは使えて、スマホアプリは表示されないなど)。
スタッフに確認済みの、海外FX業者の対応状況をまとめました(最新状況は、カスタマーに確認が確実です)。
板情報の表示対応(MT5)
- XMTrading:パソコンのみ
- タイタンFX:非対応
- Exness:非対応
- FxPro:全端末
- LAND-FX:パソコンとタブレット
- FXDD:パソコンのみ
- Tradeview:非対応
- IFC Markets:パソコンのみ
- FBS:非対応
- HFM(HotForex):全端末
少しずつ対応業者は増えていますが、カスタムインジケーターやEAの対応率はまだMT4の方が高いです。
私はMT4をメインにしつつ、別口座でMT5も少しずつ試しています。
cTraderは通な存在でおすすめ
cTraderはメタトレーダーほど主流ではありませんが、低コストで高機能な取引ツールです。取引は市場直結なので注文価格が安定しやすく、スプレッドも狭い(0pips〜)です!
そして対応の海外FX業者も、スペックが高い傾向があります。
cTrader対応業者の主な特徴
- 取引制限なし(両建てもスキャルピングも自由)
- ストップレベルがゼロ(指値価格が思い通り)
- 大きな資金でもハイレバレッジ(1,000万円まで最大400倍など)
海外FX業者の対応率は、全体の10%ほどです(30社ほど調べた中で)。おすすめの業者とcTraderのスペックは、こちらの記事にまとめました。
TradingViewの出来高インジケーター
TradingView(トレーディングビュー)は、クラウド型のチャート分析ツールです。
すべての端末が同期できて、SNSコミュニティ機能で他のトレーダーと情報交換ができます。
誰でも無料で使えますが、有料プランは「出来高プロファイルインジケーター」が使えて、板情報が見れます。
チャート上に直接表示されるタイプもあり、水平線を自信を持って一本に絞る目安などに使えます!詳細はこちらの記事を参考ください。
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TradingViewの無料・有料プランの違いとメリット
TradingView(トレーディングビュー)には無料版と、3つの有料プランがあります。無料と有料プランで、私が特に感じた違い(有料のメリット)は5つでした。 有料プランの大きなメリット 広告の非表示 ...
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まとめ
板情報(板注文画面)は、価格に応じた売買取引量が分かります。そのため最適な注文・決済ポイントや、トレンド転換の判断に役立ちます。
元々は株取引に使われているものなので、FXで使えるツール(業者)は限られます。
業者ごとに口座は無料で複数持てるので、定番のMT4をメインにMT5とcTraderを追加すると便利です。
そしてTradingViewでシームレスな環境も取り入れると、さらにトレードの幅が広がります。