Exness(エクスネス)の口座タイプは、5種類あります。
Exnessの口座種類
- スタンダード口座:初心者向け
- スタンダードセント口座:少額用
- プロ口座:スキャルピング向き(スリッページなし)
- ロースプレッド口座:マイナー通貨ペアやCFDにおすすめ
- ゼロ口座:主要通貨ペアやゴールドにおすすめ
口座タイプごとに200ずつ口座を作れるので、使い分けが可能です。公式サイトの取引メニューで、口座タイプの比較表が確認できます。
(公式)Exness
この記事では口座タイプの共通点と、口座の選び方(メリットとデメリット)を解説します。
Exnessの口座タイプと比較表
Exness口座タイプは、手数料無料の「スタンダード」と、スプレッドが狭い「プロ」に分かれます。
スタンダード | プロ | |
---|---|---|
初回入金額 | 10ドル(一部5ドル) | 1,000ドル |
取引手数料 | 無料 | 0.1ドル〜 |
最低スプレッド | 0.3pips | 0pips |
マージンコール | 60% | 30% |
ロスカット | 0% | 0% |
プロ口座は取引手数料とスプレッドの狭さで、さらに3種類に分かれます。
プロ口座の種類
- プロ口座
取引手数料:無料
最低スプレッド:0.1pips
特徴:スキャルピング向き(スリッページなし) - ロースプレッド口座
取引手数料:最大3.5ドルで固定(片道1ロット分)
最低スプレッド:0pips
特徴:マイナー通貨ペアとCFDにおすすめ - ゼロ口座
取引手数料:0.2ドルから変動(片道1ロット分)
最低スプレッド:0pips
特徴:主要通貨ペアとゴールドにおすすめ
一般的に、プロ→ロースプレッド→ゼロ口座の順にスプレッドが狭くなります。
Exnessの口座タイプの共通点
Exnessの口座タイプにおける、共通点を見ていきます。
- レバレッジ無制限
- ロスカットなし
- ゼロカット採用(借金のリスクなし)
- スワップフリー(主要通貨ペア、ゴールド、株価指数、仮想通貨ペア、株式銘柄)
- 最低入金額は10ドル(少額からハイレバOK)
レバレッジ無制限が可能
Exnessの口座タイプ共通点1つ目は、レバレッジ無制限です。
最大レバレッジは2,000倍ですが、取引量と証拠金の条件を満たせば無制限が適用されます。
レバレッジ無制限の条件
- 10回以上の取引(指値注文は対象外)
- 5ロット以上の取引
- 有効証拠金が1,000ドル未満(999.99ドル以下)
ポジション保有中も出金(資金移動)可能なので、原資を抜いて勝ち確定トレードもできます!
ロスカットなし
Exnessの口座タイプ共通点2つ目は、ロスカットがないことです。
ロスカット実行水準は証拠金維持率0%となり、有効証拠金が0になるまでポジションを持てます。
*証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
*有効証拠金=口座残高+含み損益+ボーナス
海外FX業者のロスカット水準は、証拠金維持率の20%が相場です。ロスカットがない海外FX業者は限られるため、利用価値が高いです。
またマージンコール(追加証拠金の連絡)は、証拠金維持率の30〜60%で実行され、海外FX業者の平均レベルです。
ゼロカット採用
Exnessの口座タイプ共通点3つ目は、ゼロカット採用で借金のリスクがないことです。
ゼロカットは、もし口座残高がマイナスになっても、ゼロに戻してくれる海外FXの定番サービスです。
日本のFX業者のように、追証(おいしょう)は発生しないため、資金以上の損失を出す心配はありません。
スワップフリー
Exnessの口座タイプ共通点4つ目は、スワップフリーです。
全ての口座タイプで、仮想通貨ペア、株価指数、株式銘柄にスワップポイントが発生しません。
またスワップフリーが「優待レベル」に昇格すると、主要通貨ペアやゴールドもスワップフリーになります。
スワップフリーではない銘柄も、片方のポジションでスワップポイントが0のことが多いため、トレード方向を合わせれば保有コストを削減できます。
最低入金額は10ドル
Exnessの口座タイプ共通点5つ目は、最低入金額10ドルでトレードを始められることです。
ただし、スプレッドが狭いプロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座は、初回入金額が1,000ドルに設定されているためご注意ください。
一度初回入金を済ませた口座タイプは、追加口座への入金は最低入金額が可能になります。
(例)プロ口座に初回入金→プロ口座を追加開設(10ドルから入金可能)
参考:Exnessの入金方法
Exnessの口座タイプ解説とメリット・デメリット
Exnessの口座タイプは、下記の特徴があります。
- スタンダード口座:初心者向け
- スタンダードセント口座:少額用
- プロ口座:スキャルピング向き(スリッページなし)
- ロースプレッド口座:マイナー通貨ペアやCFDにおすすめ
- ゼロ口座:主要通貨ペアやゴールドにおすすめ(スプレッド最小)
スタンダード口座
Exnessのスタンダード口座は、初心者の方におすすめです。取引手数料無料で、すべての銘柄が取引できます。
スタンダード口座の特徴
- 初回入金額:10ドル〜
- 最大レバレッジ:無制限
- 最大口座数:取引ツールごとに100ずつ
- 取扱商品:すべて
- 取引手数料:無料
- 最低スプレッド:0.3pips
- 最小取引量:0.01ロット
- 最大取引量:200ロットまたは20ロット(時間帯で変わる)
- 最大ポジション数:無制限(MT5)、1,000ロット(MT4)
- 取引ツール:MT4、MT5
- マージンコール:60%
- ロスカット:0%
プロ口座と比べると、スプレッドはやや広めなので、スキャルピングや取引量の多い自動売買にはあまり向きません。
初心者の方や、裁量トレードにおすすめです。
スタンダードセント口座
Exnessのスタンダードセント口座は、少額取引におすすめです。
スタンダード口座の縮小板であり、取引量の単位、口座開設数、最大ポジション数が小さくなります。
スタンダードセント口座の取引量単位は「セントロット」です。1セントロット=1,000ドルで、0.01セントロットから取引できます。
スタンダードセント口座の特徴
- 初回入金額:10ドル〜
- 最大レバレッジ:無制限
- 最大口座数:取引ツールごとに10ずつ
- 取扱商品:通貨ペア、貴金属
- 取引手数料:無料
- 最低スプレッド:0.3pips
- 最小取引量:0.01セントロット
- 最大取引量:200セントロット
- 最大ポジション数:1,000ロット(指値注文は50)
- 取引ツール:MT4
- マージンコール:60%
- ロスカット:0%
取扱商品と取引ツールに制限があり、デモ口座も開設できません。お試し用口座として、お使いください。
プロ口座
Exnessのプロ口座は、スキャルピングにおすすめです。即時約定なので、スリッページが原則発生しません。
ただし注文価格優先なので、約定拒否(リクオート)は起こり得ます。仮想通貨だけは成行注文なので、リクオートは原則ありません。
プロ口座の特徴
- 初回入金額:1,000ドル
- 最大レバレッジ:無制限
- 最大口座数:取引ツールごとに100ずつ
- 取扱商品:すべて
- 取引手数料:無料
- 最低スプレッド:0.1pips
- 最小取引量:0.01ロット
- 最大取引量:200ロットまたは20ロット(時間帯で変わる)
- 最大ポジション数:無制限(MT5)、1,000ロット(MT4)
- 取引ツール:MT4、MT5
- マージンコール:30%
- ロスカット:0%
即時約定の口座は珍しいので、スリッページを回避したい方はおすすめです。
参考:海外FXの取引方法
ロースプレッド口座
Exnessのロースプレッド口座は、マイナー通貨ペアやCFD取引におすすめです。取引量の多い商品のスプレッドは、ゼロ口座に及びませんが、取引手数料が割安です。
また株式銘柄は、取引手数料無料となります。
ロースプレッド口座の特徴
- 初回入金額:1,000ドル
- 最大レバレッジ:無制限
- 最大口座数:取引ツールごとに100ずつ
- 取扱商品:一部の取引量が少ない銘柄は対象外
- 取引手数料:最大3.5ドルで固定(片道1ロット分)
- 最低スプレッド:0pips
- 最小取引量:0.01ロット
- 最大取引量:200ロットまたは20ロット(時間帯で変わる)
- 最大ポジション数:無制限(MT5)、1,000ロット(MT4)
- 取引ツール:MT4、MT5
- マージンコール:30%
- ロスカット:0%
コスパのバランスよく、幅広い商品をカバーしています。
ゼロ口座
Exnessのゼロ口座は、主要通貨ペアやゴールドの取引におすすめです。
ユーロドル、ドル円、各クロス円などの約30銘柄が、変動幅固定の安定スプレッドで取引できます(0pips〜)。
ゼロ口座の特徴
- 初回入金額:1,000ドル
- 最大レバレッジ:無制限
- 最大口座数:取引ツールごとに100ずつ
- 取扱商品:一部の取引量が少ない銘柄は対象外
- 取引手数料:0.2ドルから変動(片道1ロット分)
- 最低スプレッド:0pips
- 最小取引量:0.01ロット
- 最大取引量:200ロットまたは20ロット(時間帯で変わる)
- 最大ポジション数:無制限(MT5)、1,000ロット(MT4)
- 取引ツール:MT4、MT5
- マージンコール:30%
- ロスカット:0%
MT4(MT5)で、ゼロスプレッドをしっかり確認できました。
Exness口座タイプの変更と追加方法
Exnessの口座タイプは、一度開設すると変更できません。そのため新たな口座タイプを、追加開設して対応します。
1つの口座タイプで、取引ツールごとに100口座まで(合計200個まで)作れるので安心です(セント口座は10口座ずつ)。
口座の追加は、マイページからいつでもできます(デモ口座も作れます)。
(マイアカウント>新規口座開設)
現在保有している口座は、「本取引口座」で確認できます。
Exnessの口座タイプに関するよくある質問
Exnessの口座タイプに関する、よくある質問をまとめました。
- スタンダードプラス口座は作れる?→いいえ
- マイクロ口座はある?→はい(スタンダードセント口座が該当)
- 初回入金は追加口座も必要?→いいえ
スタンダードプラス口座を開設できますか?
いいえ。スタンダードプラス口座は現在口座開設ができません。
一部の限られたトレーダーのみ、開放されています。
マイクロ口座はありますか?
はい。スタンダードセント口座が、他社でいうマイクロ口座と同じです。
初回入金額は追加開設した口座タイプも適用されますか?
いいえ。すでに初回入金を済ませた口座タイプは、追加開設時は最低入金額での入金が可能になります。
まとめ
Exnessの口座タイプは、特徴がハッキリしていて使い分けやすいです。
特にプロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座は、他の海外FX業者にはない設計になっています。
- プロ口座:スリッページなし(取引手数料無料)
- ロースプレッド口座:まんべんなくローコスト
- ゼロ口座:主要通貨ペアやゴールドなら一択(ゼロスプレッド)
口座はマイページでいつでも追加できるので、気軽に併用できます。
(公式)Exness