MT4とMT5のウェブトレーダーは、ブラウザでログインするのでダウンロード不要です。
インストール版と基本互換性があり同期もされるので、クラウドで身軽な簡易版として使っています。
ですがアップデートが全く同じではないので(内容や時期)、できないことや一部機能制限があります。
ウェブトレーダーの特徴
- Macのパソコンでも不具合なし(OS関係なし)
- カスタムインジケーターは挿入・表示できない
- EA(自動売買ソフト)は設定・稼働できない
- 機能対応に制限(タイムラグ)が発生することがある
定番のインジケーターや注文方法は、基本対応しています。ですがマイナーなものや細かい設定は、非対応または準備中の場合もあります。
ウェブトレーダーの特徴は、MT4とMT5で基本同じなので一緒に話を進めます。
(参考)MT4とMT5の違い
メリット
ウェブトレーダーの特徴は、公式サイトで以下のように紹介されています。
MT4ウェブトレーダーの特徴
- ブラウザからの直接取引
- 任意のオペレーションシステムとの互換性
- 信頼性の高いデータ保護
- ワンクリック注文(One Click Trading)
- 30のテクニカル分析の為のインディケータ
- Market Watchでのリアルタイムの相場の参照
- 取引操作履歴
- グラフィックオブジェクト
- あらゆる取引操作タイプの実行 9つの時間軸
- 公式:MT4のページ
MT5ウェブトレーダーの特徴
- あらゆるブラウザからFX/株式/先物/の取引が可能
- ブラウザに追加でプログラムやソリューションをインストールする必要がない
- Windows、Mac、Linuxとの互換性
- 安全なデータの保護
- ネッティング/ヘッジング取引ポジション計算システム
- 指値注文やストップオーダーを含む、MetaTrader 5の取引注文のフルセット
- あらゆるタイプの取引操作の実行
- 強化されたマーケットデプスとワンクリック取引(One Click Trading)
- 3種類のチャート表示と9つのタイムフレーム(時間軸)
- テクニカル分析の為の30種類のインディケータと24種類のグラフィックオブジェクト
- リアルタイムモードでのマーケットウォッチの相場観測
- 公式:MT5のページ
ブラウザのタブを使って、口座やチャートを分けることができます(ブラウザはGoogle Chrome、FireFox、Safari、Internet Explorerなど)。
そして私はMacユーザーなので、Macでも使えることに一番メリットを感じています。
Macでもストレスなく使える
MT4(MT5)はWindows向けなので、MacOSは標準対応ではないです。そのためMacのパソコンではダウンロードできなかったり、不具合が生じることがあります。
MacOSへの対応は海外FX業者によりますが、最新OSへの対応はタイムラグが一般的です。MacOSへの対応は、こちらの関連記事を参考ください。
OSに非対応の業者は、Windows環境を用意する必要がありました(パラレルデスクトップなど)。
ですがウェブトレーダーは、ダウンロード不要なのでOSは関係ないです。ブラウザからそのままログインして使えるので、MacPCでもストレスがなく助かっています。
デメリット
ウェブトレーダーのデメリットは、外部プログラムの導入・設定ができないことです。具体的にはインジケーターとEA(自動売買ソフト)です。
ウェブトレーダーのデメリット
- カスタムインジケーターを挿入できない
- EAを設定・稼働できない
外部のツールや自動売買設定は、ダウンロード版でしましょう。取引履歴は、webやアプリでも確認できます。
カスタムインジケーターを挿入できない
ウェブトレーダーは、カスタムインジケーターを導入&表示できません。カスタムインジケーターは、独自に開発されたものです(標準装備以外)。
私は利益の出やすいエントリーポイントを教えてくれる、カスタムインジケーターを使っています。
外部インジケーターを表示させる時は、ダウンロード版を使ってください。
(XMのウェブトレーダー)
また標準(内臓)インジケーターも、一部が使えないことがあります。追加はアップデートによりますが、定番のものは基本使えます。
EA(自動売買ソフト)の設定ができない
ウェブトレーダーは、EA(エキスパートアドバイザー)の設定ができません。自動売買をする時は、ダウンロード版でEAを設定する必要があります。
ただし稼働させてEAの取引は、ウェブトレーダーでも確認できます。
ダウンロード版はVPS(仮想サーバー)などを使って稼働させて、ウェブトレーダーやアプリで取引履歴をチェックするようにしています。
(参考)EAのMT4設定手順
使い方の解説動画
海外FX業者の代表格・XM(エックスエム)は、ウェブトレーダーの使い方動画(YouTube)を公開しています。
他のMT4動画は、こちらの取引プラットフォームページから観れます(PC対応MT4へ)。
(公式)XMのプラットフォーム
動画の解説内容
- ログイン手順
- 気配値表示(通貨ペア、スプレッド、更新時間など)
- チャート画面のカスタマイズ
- ターミナルウィンドウ(口座残高や取引履歴)
- 注文方法
- サポート体制(日本語ライブチャット)
MT5の使い方も基本は同じなので、参考にしています。
まとめ
ウェブトレーダーはインストール不要なので、気軽で便利です。
- パソコンの容量やメモリを気にしない
- タブレットやスマホもOK(ブラウザ)
- Macユーザーもストレスなし
ダウンロード版と同じ口座情報でログインできるので、気軽に併用しています(画面もシンプルで見やすいです)。