パソコン・スマホ・タブレットを使い分けたり、トレーダーと気軽に情報交換をするならTradingView(トレーディングビュー)が便利です。
自動売買(EA)をしたり、カスタムインジケーターを使い倒すならMT4がおすすめです。
MT4とMT5は細かいスペック差はありますが、同じプラットフォームです。今回はより定番のMT4と比べます。
TradingView | MT4 | |
---|---|---|
タイプ | クラウド | インストール |
自動売買(EA) | × | ○ |
内蔵インジケーター | 100程度 | 30程度 |
カスタムインジケーター | 5,000以上 | 無数 |
情報共有 | ○ | △ |
海外FX会社 | × | ○ |
TradingViewはウェブ上でログインするので、端末の同期が可能です。MT4はパソコンにダウンロードします(アプリでログインもできます)。
(公式)TradingViewの機能一覧
便利で共有しやすいのはTradingView
TradingViewは、クラウド型のチャートツールです。ウェブブラウザやアプリを使ってログインするので、すべての端末で設定を同期できます。
例えばパソコンで挿入したインジケーターや引いたラインは、他の端末にも反映されます。スマホアプリやタブレットで、また設定し直す手間が省けます。
また条件を設定して通知を送るアラート機能も、ウェブ上のサーバーで管理されます。そのためTradingViewを開き続ける(ログイン保持)必要はありません!
MT4は、ダウンロード型の取引ツールです。同じアカウント情報でアプリもログインできますが、パソコンで挿入したインジケーターやチャート設定は反映されません。アラートも起動中に発動します。
そして情報共有の方法にも、違いがあります。
情報共有の方法
- TradingView:基本機能
SNSのように、フォローした相手のチャートが見れます - MT4:別のツールを使用
Myfxbookなどのツールを使えば、取引を共有できます
TradingViewはデフォルトで、情報共有機能が備わっています。フォローしてチャートを見たり、メッセージやコメントのやりとりができます。
このように利便性でいうと、TradingViewに大きなメリットがあります。
EA(自動売買)とインジケーターはMT4
MT4はEA(エキスパートアドバイザー)を使って、自動売買ができます。稼働と停止はチャート上でワンタップなので、とてもカンタンです!
TradingViewでは、現状EAを稼働できません。自動売買は可能ですが、専門的なカスタマイズをする必要があります。
インジケーターは、どちらのツールもデフォルトで内蔵されています。世界中のトレーダーや開発者が作った、カスタムタイプも数千種類以上あります。
ただし現状市場で出回っているカスタムインジケーターは、MT4が主流です。そのためインジケーターを積極的に活用するなら、MT4の方が使いやすいと思います。
(参考)海外FXのMT4特集
海外FXの定番ツールはMT4とMT5
MT4とMT5は、海外FX業者の定番取引ツールです。対してTradingViewが使える海外FX業者は、限られるので貴重です!
分析と取引でツールが分かれていると、こんなメリットを感じます。
ツールを分析と取引で分けるメリット
- 分析に集中できる(画面に口座残高や取引履歴が表示されない)
- 感情トレードが減る(取引までにワンクッション置ける)
- 損益が気になるストレス解消(取引アプリはスマホに入れない)
取引用のアプリをスマホに入れなければ、損益が気になってしまう時間的・精神的損失も防げます。
現状はTradingViewと併用がおすすめ
海外FXでは現状、MT4とMT5を使ったトレードが主流です。そのため現状で不満がなければ、1つで問題ないと思います。
(参考)海外FXのMT5特集
私はウェブ上で完結するTradingViewに高い利便性を感じているので、チャート分析に併用しています。
さらに人気トレーダーのチャート分析や考え方を知れるので、情報収集にも役立っています。
ツールは少ない方がラクですが、頭が凝り固まるリスクも感じています。併用していいとこ取りをして、これからも柔軟にFXと向き合っていきます。
(公式)TradingView