TitanFX(タイタンFX)のスプレッドは、狭めで優秀です。
スプレッドの特徴
- 全体的に優秀(ゴールドなど)
- スプレッドが狭い口座の取引手数料は往復7ドル/ロット
- 平均スプレッドを公式サイトで公開中(取扱商品)
- 公式:タイタンFX
海外FXの代表業者「XMTrading」と比較したところ、タイタンFXの方が優勢でした(還元や取引手数料を加味した、実質値で計算)。
CFDは平均スプレッドが公開されていなかったので、MT4で実測しました。
TitanFXの口座タイプと取引手数料
タイタンFXの口座は、手数料無料の「スタンダード」「マイクロ」と、スプレッドが狭い「ブレード」です。
口座は1アカウントで15個まで作れるので、使い分けができます(マイページで追加可能)。
口座タイプの特徴
- スタンダード口座とマイクロ口座(STP)
取引手数料:無料
スプレッド:標準 - ブレード口座(ECN)
取引手数料:往復7ドル/ロット
スプレッド:狭い - 参考:TitanFXの口座タイプ
- 参考:海外FXのECN口座について
ブレード口座は0pips〜の代わりに、1ロット往復7ドルの取引手数料がかかります。1ロット=10万通貨なので、実質スプレッドは+0.7pipsになります。
スプレッドはブレード口座の方が狭くなりやすいので、スキャルピングや取引量の多い自動売買におすすめです!
TitanFXのスプレッド一覧
商品ごとに平均スプレッドをまとめました。
株価CFDと仮想通貨銘柄は、平均スプレッドが公開されていないのでMT4で確認しました。
スプレッドの見方
- タイタンFX公表の平均値(株価指数と仮想通貨はMT4の実測値)
- MT4の確認時間は平日13時頃
- 単位はpips
- ブレード口座は手数料を含まない数値(実質は+0.7pips)
平均スプレッドは、実測値と大きな差はなかったです。
(ブレード口座の主要通貨ペア)
主要通貨ペア
主要なドルストレートと、クロス円です。
左がスタンダード口座、右がブレード口座です(単位はpips)。
- ユーロドル:1.2、0.2
- ポンドドル:1.57、0.57
- ドル円:1.33、0.33
- ユーロ円:1.74、0.74
- 豪ドル円:2.12、1.12
- ポンド円:2.45、1.45
貴金属
ゴールド、シルバー、プラチナ、パラジウムです。
左がスタンダード口座、右がブレード口座です(単位はpips)。
- XAU/EUR:2.39、2.27
- XAU/USD:2.23、2.11
- XAU/AUD:2.72、2.60
- XAU/CHF:3.30、3.18
- XAU/GBP:2.75、2.63
- XAU/JPY:3.02、2.90
- XAG/EUR:2.73、2.61
- XAG/USD:2.13、2.01
- XAG/AUD:1.74、1.62
- XPD/USD:30.12、30
- XPT/USD:30.12、30
ゴールドはスプレッドが狭めなので、コスパよく取引できます!
(参考)TitanFXのゴールド取引条件
エネルギー
原油(ブレント、WTI)と天然ガスです。
左がスタンダード口座、右がブレード口座です(単位はpips)。
- XBRUSD:0.8、0.7
- XTIUSD:0.6、0.5
- UKOUSD:0.8、0.7
- USOUSD:0.6、0.5
- XNG/USD:3.1、2.7
株価指数(インデックス)
株価指数は平均スプレッドが公開されていないので、主な銘柄をMT4で実測しました。
左がスタンダード口座、右がブレード口座です(単位はpips)。
- JP225(日経平均):9.2、8.0
- US100(ナスダック):2.2、1.0
- S&P500:1.5、3.0
- US30(ダウ平均):3.6、2.4
- UK100(イギリス):4.6、3.0
- HK50(香港):4.8、3.6
- VIX(恐怖指数):1.9、0.7
仮想通貨(ビットコイン)
ビットコインとアルトコインが取引できます。
取り扱う暗号資産
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
- ステラ
- バイナンスコイン
- ポルカドット
- イオス
- リンクチェーン
- ユニスワップ
- テゾス
- 参考:TitanFXの仮想通貨取引
平均スプレッドは公開されていないので、MT4で主要銘柄を確認しました。
- BTCJPY:460、400
- BTCUSD:410、350
- BCHJPY:14.、14
- BCHUSD:13、13
- ETHJPY:117、116
- ETHUSD:114、113
- LTCJPY:11、11
- LTCUSD:11、11
- XRPJPY:1.6、1.6
- XRPUSD:1.5、1.5
TitanFXとXMTradingのスプレッド比較
海外FX業者の代表格・XMTrading(エックスエム)も公式ページで平均スプレッドを公開しています。
同じ種類の口座別に、タイタンFXと平均値を比べてみます。まずはスタンダード口座です。
スタンダード口座 | タイタンFX | XMTrading |
---|---|---|
ユーロドル | 1.2 | 1.7 |
ドル円 | 1.3 | 1.6 |
ポンドドル | 1.6 | 2.4 |
ユーロ円 | 1.7 | 2.3 |
豪ドル円 | 2.1 | 3.3 |
ポンド円 | 2.5 | 3.6 |
XMTradingにはポイント還元プログラムがあるため、スタンダードとマイクロ口座のスプレッドは0.33〜0.67pips狭くなります。
間を取ってXMTradingが0.5pips狭くなる計算ですと、全体的にタイタンFXの方が有利です(ドル円以外)。
次にスプレッドが狭いゼロ口座です。取引手数料を加えた数値で比べます(XMTradingは+1.0pips)。
ゼロ口座 | タイタンFX | XMTrading |
---|---|---|
ユーロドル | 0.9 | 1.1 |
ドル円 | 1.0 | 1.1 |
ポンドドル | 1.3 | 1.3 |
ユーロ円 | 1.4 | 1.4 |
豪ドル円 | 1.8 | 2.2 |
ポンド円 | 2.2 | 2.2 |
若干ですが、タイタンFXに軍配が上がっています。
TitanFXのスプレッドが広がりやすい時間帯
タイタンFXは注文処理能力に定評があるので、狭いスプレッドを実現しています。
処理能力が高い理由
- 通信が速い(光ファイバー接続)
- ベストな市場価格(最先端の発注アルゴリズム)
- サーバーが好立地(世界金融の中心ニューヨーク)
- 参考:TitanFXがスキャルピング向きの理由
ですが取引量の少ない時間帯(早朝や週明け)や、取引量が大きく変動する時(指標発表時など)は、他の海外FX会社と同じくスプレッドが広がる可能性があります。
取引コストを抑えるなら週末でポジションを決済したり、週明けに持ち直すのも有効です。
まとめ
タイタンFXのスプレッドは優秀だと思います。平均値は狭く、取引手数料も業界最安水準です。また数値だけではなく、見せ方もやさしいと思いました。
海外FX業者のリアルタイムスプレッドは、一覧で数値が随時変わる表示が一般的です。そのため目がチカチカして、数字が見にくい印象がありました。
ですがタイタンFXはリフレッシュボタンを押して、選んだ商品だけを確認できるので分かりやすいです(トップページに表示)。
現状でも十分見やすいですが、さらに改良中という姿勢も好きです(トレーダーの利便性向上に本気)。スプレッドで選ぶなら、最適な業者だと思います。
(公式)タイタンFX
他には取引手数料無料(ECN口座)の業者もいるので、こちらの記事にまとめました。
(参考)スプレッドの海外FX業者比較