XMはスキャルピングが可能です。公式ページのよくある質問で、正式回答しています。デイトレードやスイングトレードなど、手法も自由で制限はないです。
(よくある質問の回答)
約定力が高く、スリッページが起こりにくいのはメリットです。ただし他の海外FX業者と比べて、スキャルピングに不向きな点もあります。
スキャルピングに不向きな点
- ストップレベルがある(予約注文の値幅)
- スプレッドはすごく狭くはない
ストップレベルはゼロまたは小さい方が、思い通りの予約注文ができます。またスプレッドも、標準〜少し広めの印象です。
ですが禁止事項は業者間と口座間の両建て(同じ口座のみ可能)くらいなので、取引に集中できて使いやすいと思います。
約定力とスリッページ
XMでは全取引の99.35%が、1秒以下に処理されています。そして約定拒否やリクオート(価格の再提示)もありません。
またスリッページ(注文価格と約定価格の差)もほどんど発生しないと、公式ページの「よくある質問」で回答しています。
理由は複数の金融機関(リクイディティプロバイダー)と連携を取り、最良の市場価格で成立するよう尽くしているためです。
実際に雇用統計でスキャルピングをした時の、スリッページは0.1pipsでした。
(逆指値が109.465円で決済価格が109.464円)
スリッページはポジションと値動き方向によって、利益にも損失にもなります。そのため過剰にこだわってはいませんが、値が小さい方がコスト発生のリスクは減ります。
ストップレベル
予約注文(指値や逆指値など)の値幅である「ストップレベル」は、業者ごとに設定されています。
現在価格から離す必要がある値幅なので、小さい方が思い通りの価格で取引ができます。
XMの取引量の多い通貨ペアと、クロス円の値を見てみます(単位はポイント=0.1pips)。
XMのストップレベル
- ユーロドル(EUR/USD):40
- ドル円(USD/JPY):40
- ポンドドル(GBP/USD):52
- ユーロ円(EUR/JPY):54
- 豪ドル円(AUD/JPY):99
- ポンド円(GBP/JPY):108
取引量が少ないまたはボラティリティ(価格変動率)が大きいほど、ストップレベルも広く設定されています。
予約注文の価格にこだわるなら、ストップレベルがゼロの海外FX業者も使ってみてください。
スプレッド(スタンダードとゼロ口座)
XMには手数料無料のスタンダード口座(マイクロ口座)と、スプレッドが狭いゼロ口座があります。
取引手数料を加味したスプレッドは、ゼロ口座の方が狭いです。その代わりスタンダード口座(マイクロ口座)は、ポイント還元と最高50万円の追加資金(ボーナス)がもらえます。
スプレッド、ポイント、ボーナスについては、こちらの関連記事を参考ください。
(参考)XMのスプレッド
1つのアカウントで、8つまで口座を作れます。スプレッドにこだわるならゼロ口座、ボーナスで少額から稼ぐチャンスを最大化するならスタンダード口座を使い分けてみてください。
口座凍結と禁止事項
90日間残高が0だと、口座は凍結されます。そして業者間や口座間の両建ては禁止(同一口座のみ可能)なので、注意されても続けた場合は口座やアカウント凍結リスクがあります。
スキャルピング自体が、口座凍結の原因になることは原則ありません。
またサーバーに負荷がかかるという理由で、EA(自動売買)については相談を受ける場合があります。
EAで相談を受けること
- 稼働数や取引頻度の調整(過度な場合)
- メッセージ(実行コマンド)の軽減など
メッセージとは、EAから業者サーバーに届く実行コマンドです。実行コマンド(プログラム)は1つの注文でも、複数発生することがあります。
例えば口座残高が少ない状態でEAを稼働させると、注文とキャンセルを繰り返してメッセージが増えます。その結果サーバーに負荷がかかるので、発生を抑える相談が来ることがあります。
メッセージはMT4(MT5)の「エキスパート」タブで見れます。右クリックをして「クリア」で削除もできます。
まとめ
XMはスキャルピングを認めています。約定力とスリッページのスペックに加えて、ポイント還元とボーナスでサポートしてくれています。
海外FX会社の主な利益はスプレッドなので、多少広めなのは仕方ないです。きちんと手数料をもらう代わりに、取引しやすい環境を提供してくれています。
予約注文が多く価格を気にする方は、ストップレベルがない業者も使ってみてください。